「面白い」を原動力に。
Varealで成長を続ける新進気鋭のエンジニア

イントロダクション
Vareal株式会社で活躍するエンジニアのリアルな声をお届けするインタビュー企画。今回は、理学部出身、異業種からのキャリアチェンジを経てVarealに入社したエンジニアに、これまでのキャリア、Varealでの仕事のやりがい、そして今後の展望についてお話を伺いました。未経験からエンジニアへの転身を決意したきっかけや、入社後の苦労、それを乗り越えて成長を実感する日々について、ざっくばらんにお話いただきます。Varealで働くことの魅力を、エンジニアの言葉を通して感じてください。
大学時代とITとの関わり
大学時代についてお伺いします。大学ではどのようなことを学ばれていましたか?
入学した学部は理学部で、いわゆるITや工学系ではなく、化学系の分野を専攻しておりました。高校時代に興味を持ち、そのまま大学も理系の道に進み、勉強していました。主に研究していた内容は、化学実験、例えばフラスコや器具を扱うような、まさに想像される化学実験です。研究内容自体は専門的すぎるため詳細は割愛しますが、一般的なイメージ通りの化学実験を行っていました。
大学時代からパソコンを頻繁に使用されていたわけではなかったのですね?
はい。大学の卒業論文を作成する際に、初めて本格的にパワーポイントで資料を作成したのが、パソコンを本格的に触った最初の経験でした。それまではパソコンを持っていませんでしたし、触る機会もありませんでした。
大学時代はかなり勉強漬けの日々だったのでしょうか?
そうですね。比較してしまうとあれかもしれませんが、アルバイトもしていましたが、授業を受け、必修の授業も理系ということもあり、朝早くや夜遅くにあったりして、落とせないものもありました。レポートなども多く、いわゆる大学生らしい遊びはあまりできませんでした。実験やレポートに追われる毎日でした。
大学とアルバイト、そして自宅の往復のような生活だったのですね。
はい、まさにその通りです。
化学の道から研究開発職へ:1社目での経験
そして、4年間学ばれ、1社目の会社にご入社されたとのことですが、新卒での就職活動において、ご自身の中で軸としていたことは何でしたか?
第一に、化学系の職種に就きたいという思いが強くありました。ただ、大学院には進学せず学部卒で就職活動を行ったため、大手化学メーカーなどは大学院卒の方が多いという印象があり、自信がないと感じていました。そのため、大手でなくても、化学に紐づくような仕事に就きたいということが大きな軸でした。
就職活動では、比較的多くの会社を受けられましたか?
いいえ、5、6社程度です。比較的早い段階で内定をいただけたため、そこで決めてしまいました。
1社目にご入社された理由は、やはり内定が早く出たという点が大きかったのでしょうか?
そうですね。元々、興味のある分野での採用をいただけたということがあります。また、福利厚生や給与などの条件も悪くなかったことに加え、内定を早くいただけたため、そこで決めたという流れでした。
1社目の会社では、どのようなお仕事をされていたのですか?業務内容について教えていただけますでしょうか。
道路系の会社だったのですが、私はその中でも研究開発部門に所属していました。会社の位置づけとしては化学部門という部署があり、そこの研究所に所属する社員として入社しました。主な業務内容は、道路を作る際の材料、例えばアスファルトなどの開発です。どのようなアスファルトが良いのか、どのような大きさの石や砂を使用すれば耐久性が高まるのかといったことを試験し、実際に工事を行うわけではありませんが、そういった材料の研究開発を行っていました。
その際は、パソコンを使うよりも、検査機器を主に使われていたのでしょうか?
そうですね。ただ、検査機器で得られたデータをExcelなどで整理することはありましたので、比較的パソコンも使っていた方かもしれません。主にExcelを使用していました。プログラミングとは全く無縁でした。
Excelの自動化が転機に:エンジニアへの道
その後、1社目を退職され、エンジニアにキャリアチェンジされたとのことですが、エンジニアになりたいと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
はい。きっかけとしては、先ほど申し上げたExcelを使っている際に、プログラミングというほどではありませんが、簡単な関数を作って自動化してみたことがありました。それを周囲の社員の方に褒めていただき、手入力で行っていた作業が自動化されたことで、業務が効率化されたことを実感しました。自分自身でも達成感があり、周りの人からも「すごいね」と言われたことで、プログラミングといった分野に興味を持ち始めました。最初は独学で学びましたが、そこで興味を持ち、本格的にその世界を調べ始めました。まさにそのような感じでした。
最初は1社目でお仕事をされながら、終業後などに勉強されていたのですね。すごいですね、その熱量は。独学で教材などを中心に勉強されていたのでしょうか?それともスクールに通われたりも?
最初は独学で勉強していましたが、その後スクールに通い始めました。ちょうどその頃、会社で転勤が多いという状況があり、前職の会社は転勤が多く、少し嫌になっていた時期でもあったため、思い切って勉強してみようと考え、そのタイミングでスクールに通い始めました。
スクールに通い始めたのは退職後ですか?
いいえ、在職中に通っていました。自分の中で、転勤が多いという点に対して不満が募っていたということもあります。建設系の会社ですので、全国転勤は避けられないと思いますが、化学部門で採用されたので、そのような話は聞いていなかったため、疑問に感じていました。今後も頻繁に転勤があるのだろうなと感じ、それが嫌だと感じるようになったことも、キャリアチェンジを考える要因の一つでした。
なるほど。それでは、エンジニアになりたいという思いを持ってからの勉強と、1社目のお仕事は並行して進められてきたのですね。
はい、そうです。スクールの内容をそのままやっていました。
お仕事をしながらそのような勉強を続けるというのは、エンジニアに限らず資格取得などでもそうですが、やはり相当な熱意がないと難しいと思います。
ええ、確かにその通りだと思います。勉強を続けられたのは、エンジニアになりたいという強い目標があったからかもしれません。
Rubyとの出会いとVarealへの入社
エンジニアへの転職活動は、勉強と並行して進めていたのですか?それとも、ある程度カリキュラムが終わってから始められたのでしょうか?
一旦スクールのカリキュラムを終え、ポートフォリオのようなものを作成し始め、自分の中で納得のいくものができた段階で、IT業界をターゲットに就職活動を始めました。
1日にどれくらいの時間勉強されていたのですか?
平日は帰宅後、1、2時間は勉強するようにしていました。休日はまとまった時間を取っていましたが、常に集中してというわけではなく、10時間、あるいはもう少し多かったかもしれません。30時間ほどでしょうか。そこまで限界まで切り詰めていたという感じではなかったと思います。
勉強されていた言語で、特に力を入れていたものはありますか?
スクール自体がRubyに特化したカリキュラムを提供しており、Ruby on Railsを勉強していました。
Rubyをやりたいという思いでそのカリキュラムを選ばれたのか、それともたまたまカリキュラムがRubyだったのか、どちらでしょうか?
元々はウェブサイト制作に興味があり、Rubyの他にPHPなどの選択肢もありましたが、Rubyは日本語の情報が多く、日本人が開発しているといった情報もあったため、Rubyのカリキュラムを選択しました。
その後、転職活動を進め、ポートフォリオも作成し、転職活動を始められたのですね。その中で、Varealに入社を決めた理由は何でしたか?
Rubyに力を入れているという点が一番大きかったですね。未経験者を採用している企業は少ないと思いますが、その中でも、自分が重点的に勉強していたRubyに強い企業だと認識していましたので、そこが大きな決め手となりました。
未経験からの挑戦:入社後の奮闘と成長
そして、Varealに入社されたのですね。入社後、エンジニアとしての実務未経験の状態で、本格的な業務やプロジェクトに参画していく中で、壁に当たったことや困ったことはありましたか?
そうですね、困難の連続でした。最初は右も左も分からない状態でしたが、実際に仕事をしてみると、勝手が分からないことばかりでした。初めての案件もRubyでしたが、当時は先輩社員と一緒に担当させていただき、比較的簡単な改修要件を担当しました。しかし、リリースの際に、スケジュールが決まっている中で、どのようにリリースを進めていけば良いか分からず、焦ったり、自分では解決策が見つからないといったことがありました。その際も、先輩社員に助けていただき、無事にリリースすることができましたが、プログラミングの技術的なことだけでなく、クライアントとのコミュニケーション、例えばチャットでのやり取りなどで、認識のずれが生じ、スケジュールに影響が出てしまうといったことに悩みました。今もまだ悩んでいることではありますが、そのような点で苦労した時期がありました。
ご自身では、行き詰まった時や困難に直面した時に、どのような努力をされてきましたか?
まず、技術的なことでしたら、自分で調べることが基本ですが、どうしても分からないことがあれば、遠慮せずに質問するようにしています。もちろん、優先度なども考慮しますが、期日までに完了させなければならない業務やタスクで、悩んでも解決しない場合は、質問した方が良いと考えています。調べることや日々の勉強は当然行いますが、日頃からチームメンバーとのコミュニケーションを密に取ることで、そういったいざという時に助けを求めやすくなるので、コミュニケーションは非常に重要だと感じています。関係性ができていれば、フランクに質問できますし。
エンジニアとしてのやりがいと現在の業務
確かに、それは非常に重要な点ですね。承知いたしました。エンジニアとして働き始めてから、ちょうど1年ほど経ったかと思いますが、困難な部分だけでなく、逆に、どのようなところにやりがいを感じますか?実際にエンジニアとして働いてみていかがでしょうか?
独学では絶対に経験できないようなことを経験させていただいていることが、一番のやりがいであり、日々のモチベーションに繋がっています。新しい技術や知識を学ぶ意欲も湧いてきますし、スキルアップや成長を日々実感しています。担当する案件にもよるかもしれませんが、幸いにも良い案件に巡り合うことができ、未経験では経験できないような業務に携われていることを日々感じながら業務に取り組んでいます。
ちなみに、現在は差し支えなければ、どのようなプロジェクトに参画されているのでしょうか?
現在は、他のメンバーと一緒に、アプリケーションの開発に携わっています。主にバックエンドの開発やインフラ周りを担当しています。
それはRubyの案件ですか?
いいえ、GoとPHPがメインです。インフラ周りでは、AWSやGCPなども扱っています。幅広い範囲を担当させていただいており、本来の目標とは違う部分も担当しているため、他のチームメンバーにもご迷惑をおかけしているかもしれませんが、主にAWS周りとPHPを使った開発を担当しています。
その辺りは、エンジニアになる前に勉強されていたことよりも、さらに発展的な知識や技術が必要になると思いますが、それはやはりご自身で調べながら、勉強しながら進めているという感じでしょうか?
はい。Varealに入る前は全く知識がなかった分野ですので、AWSもPHPもゼロからのスタートでした。ひたすら調べながら進めてきました。
良好なチームワークと今後の展望
なるほど、ありがとうございます。現在、所属されているチームの雰囲気や、チーム内のコミュニケーションについて、良いと感じる点はありますか?
チームの雰囲気は非常に良いと感じています。同じチームのメンバーが積極的に話しかけてくださるので、チーム開発のSlackチャンネルでも、業務的なことはもちろん、プライベートなこともフランクに話せる雰囲気があります。業務に支障が出ない範囲で、ちょっとした疑問も気軽に聞けるような雰囲気を作っていただいていると感じています。また、毎日オンラインでの朝会も実施しており、顔を見ながらコミュニケーションを取る機会があるので、非常に連携が取りやすいと感じています。
頻繁にコミュニケーションを取りながら業務を進められているのですね。承知いたしました。ありがとうございます。ここから少し質問の観点が変わりますが、エンジニアとしてほぼ1年が経過し、これから先の目標や、築いていきたいキャリアについて、現時点で考えていることはありますか?
まずは、まだまだ知識や技術が不足していると感じていますので、開発や実装の経験を積み重ねていきたいと考えています。将来的には、マネージャーのようなポジションで、責任のある仕事を任せていただけるようになりたいです。案件先でもそうですし、Varealのグループメンバーからも信頼されるような人材になりたいと思っています。
未来の仲間へ:共に成長できる環境
素晴らしいですね。ありがとうございます。最後になりますが、入社して1年が経ち、その間にも後に続いた方も多くいらっしゃると思いますし、今後も入社してくる方がいると思います。今後、先輩となる中で、どのような方と一緒に働きたいか、どのような方に入社してきてほしいかという思いはありますか?
そうですね。様々な知識や技術、例えば私の知らない技術や知識を豊富に持っている方と、ぜひ一緒に仕事をしてみたいと思っています。今回、たまたまインフラ周りを担当させていただいたのですが、最初はあまり興味がなく、ネットワークやサーバーといった目に見えないものよりも、ウェブサイトのように動きが見えるものの方が面白いと感じていました。しかし、実際に触ってみると非常に面白く、まだまだ自分の知らない分野にも面白いことがたくさんあるのだと気づきました。そういったことを知りたいという好奇心があるので、Rubyだけでなく、幅広い知識を持っている方とぜひ仕事がしたいです。また、私自身も未経験で入社しましたので、未経験の方の気持ちも理解できます。そういった方々と一緒に切磋琢磨できるような人材であれば、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
なるほど。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。