会社の理念は「知を創造し、感動を共有し、人々の生活を豊かにする」です。
この場合における「知」とはSTEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics)を基盤とした知的財産物です。
我々は、人が生み出した全ての製品やサービスは「知」というこれまでの知識や経験、設計情報などの知的財産物がサプライチェーンを通じて物理的に変換されたものだと認識しています。
つまり「知を創造する」とは、STEAMの各分野を融合させ新たな知見や概念を提示するだけでなく、それらを活かした製品、サービスを生み出すことを指しています。 そして、どのような製品やサービスに入れたとしても、感動や信頼など人の心を動かすものであるべきだと考えています。
皆さんの心がワクワクする、あるいは落ち着くといった要素を持つ「知」を創造し提供することで人々の生活を根本的に豊かにするようなサービスを提供したい、これが私達のミッションの一つです。
また上述した内容は製品やサービスだけでなく、会社のあり方や個々の社員のマインドにおいても必要なものだと考えています。
例えば当社ではよりスマートな業務を実現すべく、SmartWorkProjectというプロジェクトを今期発足させましたが、その発足から数週間後にはリモートワークを1ヶ月のうち5日間可能にするようにしました。(※2020年3月からは、全社リモートワークに切り替えております。)
これにはまず「スマートな業務とは何か?」に対する解の一つ、つまり「知」として「リモートワーク」があると考えました。
またそれを実現するためには顧客の重要な情報を預かる者としてセキュリティ基準の策定ならびにその具体的な実施手順という知的財産物を生み出しました。
このように会社の理念を活かし「知を創造」することで、社員の生活を多少なりとも豊かにすることができたと考えています。
逆に、理念に反する事例として、お客様が来訪された際の対応があります。
先日中途採用の社員から来客対応がなっていないという声が上がりました。
確かにそのとおりの状況で、きちんとした挨拶がなされていない、またオフィス内が整理されていないなどの状況でした。
来客対応ひとつとっても心地の良いマナーという「知」の形があり、それよりお客様が感銘を受け、その日一日を気持ちよく過ごせるかもしれません。
そのためこれもSmartWorkProjectの一貫としてテーマに掲げ、取り組みを始めたところです。
当社はまだ発展の途上にあり完璧に理念を実践できているわけではありませんが、上述のようにあらゆる場面において会社の理念は活用できるものであり些細だと思われることに対しても実践することで確実に関連する人々の生活が豊かになってくると考えています。